コスモライトのヒンジDIY修理→完全復活!

2021/03/14

軽い

軽いスーツケース 機内持ち込みサイズで紹介した「サムソナイトのコスモライト」のヒンジ修理の方法。


■修理前→修理後

壊れたヒンジ修理のBefore→Afterはこんな感じ。

修理作業自体は1時間もかからないのだが、ボルト&ナット探しが大変だった…


ポイントは

・見た目、まあまあ綺麗に仕上がっている。

・透明プラスチックのボルトなので軽い。

むしろ、修理前に使われていた金属製ネジの代わりにプラスチックに代わっているので、わずかながら軽くなってるはず。



■ヒンジが壊れるまで。

まず、このコスモライト、確かに軽量なのだが、内装や作りがプラスチッキーで弱そうに見えた。


購入して1か月ほど経過、週3で国内出張で使っていたのだが、詰め込みすぎたせいか、いつの間にかヒンジの部分が壊れていた。


こんな感じで、ヒンジの部分が浮いていた。



内側からみると、ヒンジの受け口が取れていた。

取れた部品は、スーツケースの内側にあった。


スーツケースの内側と外側から押さえているプラスチックのピン部分が折れてしまっていた。

接着剤でくっつけた見たものの、すぐはがれて取れてしまう。

ボルト止めしないとダメだ。



ちなみに、こちらは壊れていないヒンジの内側の状態。

金属製のネジで、内側から外側のヒンジを抑えている。





まずさっそく、Samsoniteのショップに行ってみたところ、アウトレット購入は保証対象外と言われて断念。
もちろん、並行輸入で購入した場合に保証が効かないのは仕方ない。

一応、公式パーツがあるらしい。


5,500円かぁ。送料も往復かかるみたいだしなぁ。



仕方なくしばらく放置していたのだが、やっぱり諦めきれないので、自分で修理することにした。



■準備したもの

今回修理するためにそろえたものは、

①プラスチック製ボルトとナット。

 太さ3mm、長さ20mm、ボルトは丸あたま。
 ボルト&ナットで30円~60円。
 プラスチック製(アクリル樹脂)

最初、アルミ製ボルトなども試したのだが、結果、プラスチック製に落ち着いた。
作業後に、はみ出た部分をニッパーでカットする。

これ、見つけるのに超苦労した・・・

ネットだとサイズ感もわからないし100個単位とかだし、DIYショップにもあまりないし…

結果、秋葉原にある電子部品店「西川電子部品 」さんでみつけた。
店内に入って、左側にさまざまなネジがばら売りされている。

このプラスチック製ボルトとナットも、いろんな太さと長さがある。

プラスチック製でなくとも、飾りの短めのボルトでもいいかも。

安いから、いろいろ買ってみても負担にならんし、ヒンジが両方壊れるかもしれんから予備を買っておくのがよし。



②壊れた部品
折れたプラスチックの受け口2つ。
どちらもボルトを通してナットと組み合わせるときに使う。
大きいほうが内側で押さえ。
小さいほうは、折れた部分。
なお、金属ネジは、ボルトに置き換えなのでもういらない。


③キリのようなもの。
ドライバーセットに入っていた。
ヒンジの外側から穴をあけるのに使った。

④ニッパー
長さが余ったプラスチック製ボルトをカットするために使った。





■作業手順

基本的には、ヒンジの外側からボルトを通して、スーツケースの内側で受ける。
ただそれだけ。


STEP1 ヒンジに穴をあける。

外側からだと位置がわからかにので、内側から少しずつ穴をあけていく。

反対側のヒンジも壊さないように開けていく

内側からの穴があきそう。

今度は外側から。

細い穴があいた。

無事、貫通。
3mmネジを通せる大きさまで広げる。


STEP2 ヒンジにボルトを通す。

穴をあけたヒンジに、外側からボルトを通す

外側から見るとこんな感じ。


折れた部品を通す。

折れた部品ごと、内側へ。

内側から見るとこんな感じ。



STEP3 受け口側でナット止め

こんな感じで内側に出ている。

内側から受け口部品をかぶせて、ナットを通していく。

ナットをしっかり押さえて、外側のボルトをねじ込んでいく。
がっちりヒンジが固定されたらOK!

5㎜くらい余って飛び出してくる。


STEP4 ボルトをカットする。

内側にはみ出しているボルトをニッパーでカットする。

ちょうどはみ出ないくらいまでカットするとキレイ♪




完成!!!

プラスチックのボルトの頭がでているが、丸いしあまり気にならない。




全体でみても、ちょっとアクセントがある程度。



無事、完全復活


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